センターについて
Ally Teacher’s Schoolは、先生のためのLGBTに関する
情報センターです。
LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字からなる言葉で、セクシュアルマイノリティの総称の一つとして使用されるともあります。
セクシュアルマイノリティの中にはL・G・B・Tの他にも多様なセクシュアリティがあり、ここではそれらを包括した言葉として使用しています。
Lレズビアン | 自認する性が女性で、女性を好きになる人 |
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Gゲイ | 自認する性が男性で、男性を好きになる人 |
Bバイセクシュアル | 女性も男性も好きになる人 |
Tトランスジェンダー | 生まれたときのからだの性をもとに 割り当てられた性と、自認する性が異なる人 |
※1LGBTやセクシュアルマイノリティの推計には様々な国内の調査がある。「働き方と暮らしの多様性と共生」研究チーム(2019)「大阪市民の働き方と暮らしの多様性と共生にかんするアンケート」ではLGBTが2.7%、「アセクシュアル」「決めたくない・決めていない」を含めると8.2%。株式会社LGBT総合研究所(2016)「LGBTに関する意識調査」では、LGBTが5.9%、LGBTを含めたセクシャルマイノリティが8.0%。電通ダイバーシティ・ラボ(2018)「LGBT調査2018」では、LGBTを含む性的少数者(セクシュアル・マイノリティ)が8.9%。日高庸晴・三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」(2018)「多様な性と生活についてのアンケート調査」ではLGBTQが10.0%。岩手県高校教育研究会学校保健部会・いわて思春期研究会(2013)「高校生の生と性に関する調査」ではセクシュアルマイノリティが10.1%などがある。
特にセクシュアリティについて思い悩むのは、思春期・第二次性徴期であるといわれています。内閣府の「自殺総合対策大綱」にも、「自殺念慮の割合等が高いことが指摘されている性的マイノリティについて、無理解や偏見等がその背景にある社会的要因の一つであると捉えて、教職員の理解を促進する。」と明記されています。
また、文部科学省の通知でも、「教職員の適切な理解を促進することが必要です。」と明示されています。
このように、学齢期の子どもたちへの学校の対応は急務になっています。
※2:いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン 平成25年度東京都地域 自殺対策緊急強化補助事業 「LGBTの学校生活に関する実態調査(2013)」
※3:中塚幹也(2010)「学校保健における性同一性障害:学校と医療の連携」『日本医事新報』4521:60-64
アライとは、LGBTの理解者・支援者のことです。
子どもたちにとって身近な大人の一人である先生がアライ先生となり、子どもたちの味方でいてくれることは、子どもたちが安心・安全にすごす上でとても大切なことなのです。